2024/10/11 19:44
今年6月上旬 胡桃樹皮採取の際に一緒に取ったウリハダカエデ
岩手県岩泉町内の綺麗に管理された山の中にその木はありました。かっこいい菱形模様の樹皮があるから見せたいと教えてもらい見に行った森の中で木漏れ日の中存在感ある木ウリハダカエデ。緑や黒い模様が入り乱れ所々に菱形のマーク。タイガーカモの模様のように周りに馴染みすぎている。ウリハダカエデの樹皮模様はある場所によって色も模様も質感も違いました。
日当たりやその親木の持つ特徴を引き継いでいるのでしょう。
とても綺麗な模様の木が何本かありました。とても真っ直ぐな木。
うわーっと声を上げながら何度も立ち止まる。 太くて大きなものは自然にできた縦ラインが深く入っていて樹皮を剥くのが大変そうなので、太さ・柄を見ながら数本採取させてもらう。1メートル間隔くらいで枝分かれしていることの方が多いクルミと比べて2メートルくらい枝がない。アテンドしてくれた岡部さんに去年ウリハダカエデの樹皮をもらったが乾燥された樹皮は茶色。どうなっていくのかがとにかく楽しみ。
家に持ち帰り次の日から早速樹皮を剥いていく。胡桃よりも縦割れしやすいので注意しながら取り扱わなければならない。樹皮の内側はとても明るい木の板のような色。パイン材のような色(伝わるかなあ・・・)クルミが終わったらウリハダカエデに取り掛かったが指がとにかく痛い。気を抜くと初めの切れ目が斜めになってしまうので自分の雑な部分がまた邪魔をする。 先人たちはこのウリハダカエデでも生活籠を作っていたそうです。
樺や胡桃・山葡萄・竹など有名樹皮や木材があるなかウリハダカエデを使っていた人はどんな人たちだったのだろう。(ネットでは出てこない後で調べよう)